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今回も亀裂の続き。またまたとりとめもない話です。乾燥亀裂の話しましたね。亀裂には、乾燥亀裂とは別に、機械的な性質というか、引っ張られて発生したり、衝撃によってできる亀裂があります。
キャンバスのテンションや、また振動、ぶつけたりいろいろ。さまざまな条件、絵具自体の性質にもよりますし。前回も話しましたが、症状は全体的に診断しないと、一つの出来事は現象だけでは判断がつかないことが多い。とくに油画の場合はいろいろな材料が同居している複合体といえます。お店で売っている絵の具そのものもだって、いろいろなものが混ぜられています。亀裂一つも様々なことに起因します。ところで写真は分厚く塗られた絵具層のひとつの「末路」でしょう。すべてこのようになるとはいいませんが。これは下塗りや画地とも相性が合わなくなり、結合、接着も弱くなり、支持体も支えられず、なにかの衝撃、機械的な原因によって割れてしまったのでしょう。割れやヒビも、よくあるヴィンテージ?アンティークっぽくていいです?なんて保存修復ではいえませんが、長い長い時間を経てできる、絵具の酸化や老化によって出てくる細かい亀裂も味があっていいものもあります。美術館で古いふるい絵を観てみると、味のあるおじいさん?みたいな、いい〜味の亀裂とも出会えるかもしれません。探してみましょう。(Yoshin) ![]()
by tcstudio10
| 2010-04-30 22:24
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