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さて今日はこの幼い巨匠の肖像「幼児像」を赤外線写真で観てみましょう。
今回アップした写真、向かって右が普通の白黒写真、左が赤外線写真。白黒写真と対比して観察することで、なにが浮かび上がっているのかを把握します。ちょっとみたところ、不自然なものは映っていませんね。奇麗な画像です。赤外線は紫外線が表面の吸収反射であるのに対して、やや内部まで電磁波が入って、吸収や反射を映し出したりすることがあります。炭素を吸収するの性質から下描きの線を捉えたりする場合なども。奇麗な画像といいいましたが、ようするには脱線していることがなく、描き直しみたいなところもない。この写真、よく見ると、いろいろなものが見えてきます。とりあえず、一つ、幼児の傍らの日本人形の襟の輪郭、また人形の足袋と、座敷犬の襟巻きに、きちっとした輪郭が浮かび上がっていますね。予め下描きをして、その上をナゾルように描いているようにも見えます。また、描写の最終段階で、縁取るようにかたちを決めていることもあるでしょう。要するに、慎重に形態を画面に納めています。たぶんすべての部分において、このような進め方をしているのでしょう。構図にしても、事前に計算して画面の割り振りを構成していたと考えられます。何気ないちょっとした下素描、または線描写ですが、このちょっとした表情が、作画の性質を表していますね。光学調査では、このような些細な事柄が発見できれば万々歳です。この小さな写真では観えないかな〜?今日はここまで、次回はX線を観てみましょう。(Yoshin) ![]() ![]()
by tcstudio10
| 2010-05-18 09:00
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