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さて、今日はいよいよX線での観察です。画面の下の方がかなり壊れちゃっているのが分かりますね。赤外線画像での観察では、作画の手順や手がかりが垣間見えましたね。X線ではどうでしょう。赤外線で観た「奇麗な」と表現した形態の把握の痕跡がありましたが、X線でもやはりそのような画像が得られました。描き直しや構図に迷いがないといっていい、小気味よい筆触が現れています。それにどうでしょう。何となく白黒写真のように、幼子の表情までも伺うことができます。これは、光を受けた陰影の表情を的確に表しているとい言うことができるでしょう。そうそう、すべてにおいて、けっこう的確なのです。やあ〜、黒田さんなら当たり前。という感じです。なんと言ってもモノホンの黒田清輝ですから。私は正直、本物とか、誰が描いたとかは、あまり興味がないです。ちょっと不謹慎かなあ。なにをいいたいかというとですね、やはりこの時代、この作品の経年の状態からするその昔、いや今の時代だとしても、このような描写や画面の構図に納めるのはけっして素人ではないよということ、ですね。座布団の端にある写真、これも座布団を描き、その上にちょんと置いてます。この場所に必要だったことが分かります。座敷犬の位地や、人形入れ方、これなんて、あのマンテーニャの「死せるキリスト」を思わせるじゃないですか。ちょっと逆パースでね。ここらあたりは、上手に形態を連ねています。やはりこの人、かなりの「手練」といえます。背景の文机もね、きっちりあるべきところに納めてます。当時では、相応の美術教育を受けた人といえますよ。。そう、あの黒田清輝の作品といわれていますから。。。。次回は最後にサイン、署名をお目にかけます。(Yoshin)
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by tcstudio10
| 2010-05-25 23:54
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