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弊社の修復スタジオから、今回の修復学会での発表は2件あります。ひとつ、これはあるコレクターの方が所蔵している黒田清輝が描いたとされている静物画の発表。作品のコンディションをみると、やはりそれなりに古いものです。概ね100年ほどは経っているであろう相応のカンバス画です。これを所蔵されているコレクターの方からの達ての願いでもあり、出品することになりました。「出品」は適切じゃないか〜。作品そのものを出すわけではないので。でもそもそも発表の狙いは、作品を知ってもらう事にあります。やはり、誰が描いたにしても、当代の遺物として観ると興味深い。描き方や、材料を観るだけでも面白い物です。スタジオでは、研究費用もなく簡単な調査結果ですが掲示してみます。
そして、もう一点の、戦時中に描かれた作品があります。これが今回のメインの発表でもあります。スタジオでは細々とではありますが、このコレクターのかたのお持ちの戦時中の作品の調査を、大学で大戦の研究などされている方とも協力して進めています。ほかにもいろいろ調べているんですけどね。この戦争の関係の作品は今回を含めて2〜3回は発表をする予定です。今回はその1回目。やはり作品自体を表に出すことを目的とした発表です。そこからなにか始まればと。もしかしたら、どこかの画廊か、美術館などのスペースで発表した方が適切なのかもしれませんね、この手の発表は。でも文化財と言えば、戦時下の女流画家の作品、昭和の文化遺産といってもいい。今回の発表では、女流研究を深く掘り下げておられる栃木県立美術館の学芸の小勝禮子さんにも大変お世話になりました。作品は興味深いものですが、なにぶん手がかりがほとんどなく、このブログをかりて、これからも時々作品を出してみようとも思います。お心当たりのある方は、ご連絡ください。皆さんにも、ぜひ見て頂きたいと思います。発表内容は、ブログでも後ほど掲示致します。(Tokyo Conservation修復室より) ![]() ![]()
by tcstudio10
| 2010-06-04 16:22
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