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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
by tcstudio10
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残存する傷跡
今年も終戦の記念日も近づき、メディアでは広島、長崎はじめ、半世紀を超える戦争の画像を観る機会も増えるこの時期です。昭和十三年十二月十日、日本軍は中国、南京に総攻撃を開始。その冬、戦記の中に、中国の城門である光華門、中華門、中山門を攻撃した歴史がある。多くの人たちが犠牲になった史実ですが、この風景を多くの画家たちが描き残していました。当時、従軍した画家、作家、記者は多く居られるだろう。しかし記録として描かれた作品は必ずしも残ってはないのが事実。今回ご紹介する作品は、工房で、以前に実施したコレクターの方のお持ちの作品を調査する企画があり、ある方のお持ちの膨大なコレクションの中から発見されたもの数点です。この作品は、南京の激戦後の光華門の風景を描いたもの。画面の中央には日の丸を持つ人が見える。他にも多くの作家が、この城壁、城門の光華門を描いた作品がある。多くは門の外側を描いているものを観ますが、隧道の中を歩く人や、隧道の内部、壁面の生々しい傷跡、銃弾痕を描いたものは珍しく、貴重な記録として我々は捉えています。作品には署名があるが上から塗りつぶし、他の作家の名前を書いているようだ。さて、この作品に見覚えのある方はおられるでしょうか。また下の写真は、昭和13年に南京で売られていた同門風景をの写真で、人工着色された土産図版のようです。修復スタジオでは、来年の学会にこの作者不詳「弾痕光華門外」を発表しようとしております。
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by tcstudio10 | 2010-08-09 10:58
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