ちょと堅いタイトルですが、今回から何回かに分けて、日本画をはじめとした文化財の保存に対する認識や関心を少しでもお持ちいただく為に、読者の方々向けにお話をしたいと思います。担当は工房の日本画担当と洋画担当の私がお話し致します。このブログでは、日頃から脈絡無しですが、洋画技法の話等、修復の話など、なんとなく話しています。今回は和物の話。どこまで話が及ぶかは分かりませんが、いろいろとお話ししようと思います。
私たちの暮らすこの世のなかには、さまざまなかたちで文化財、美術品が共存しています。美術館や公共施設の中で美しく生きながらえる美術品もあれば、傑作として生まれたにもかかわらず、人知れず埋もれながら生き残る作品たちも少なくはありません。ここでは、我が国の美術品のなかでも伝統と格調にあふれる文化財としての日本画をはじめ、その特質から考察した本来の保存、管理のあり方を考察してみたいと思います。ではでは次回より始めます〜。(Y丸+Yo)