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さまざまな問題を挙げてみましたが、一般家庭や民間企業等でも美術品の保管は可能かもしれません。しかし一番恐ろしいのは、何が起きているのかを気がつかないでいる事と言えるでしょう。少なくとも年に1回程度の専門家による定期点検をお勧めしたいところです。今回は、日本画を筆頭に述べてきましたが、実はこれらの「保存方法」は日本画のみならず多くの文化財に対する「一般論」に過ぎません。美術品は人間の特性がそれぞれ違うのと同様、作品固有の性質があります。それを知るには専門家に依頼して調査する必要があります。一般に美術館では設備の整った環境下での作品の定期検診や状態調査がおこなわれます。それは展示、普及、保存といった美術館の必要業務があるからにほかなりません。一般家庭や企業にこのような業務や環境作りを提案しても難しいかもしれません。しかしながら世代を超えて生き続け、後世に残すべき作品を考えるとき、過去の先達が偉大な文化財に果たして来たように、「今ここにある文化財」に対して後世へのため、我々も出来る限りの努力はしたいものです。それは良い環境を作り、与えてあげる事、即ち病気を治すことより、病気にならないようにしてあげる事が「長生きの秘訣」だからです。美術品・文化財も同様と言えるでしょう。
(Tokyo Conservation studio)
by tcstudio10
| 2010-11-19 09:47
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