
今週も毎日のようにお問い合わせを頂いております。その中には、カビが出てしまいました、とか白っぽいものが画面に付いていて〜とか。。。いろいろと
お話を頂きます。このような作品を観察するとやはりカビであったりする事が多いですね。しかし、よく観ると???カビではなく付着物であったりする事も少なくありません。では何でしょう。付着物って?それにはいろいろありますね。作家が制作の途上に、自然と付いてしまったアトリエ内の塵埃や髪の毛、その他浮遊物。また、制作後まだ画面がべたっとしている時期についてしまったホコリとか。そして完成後、紙、または布で作品を包んだ時に付着するの布や紙の繊維等さまざまです。でも一見して分からない。そんなときは、ルーペや顕微鏡で拡大観察。それでたいてい分かります。カビの場合やはり菌体ですから菌糸が観えたり。菌体か繊維かその他。写真は現代巨匠といえる作家さんの画面に付着した紙の繊維。なかなかとるのに手間がかかります。けれどカビじゃなくてよかったですね。Tamaki