今月もスタジオには何点か作品が搬入されています。時々見られる、画面の周囲に発生する亀裂。中には、人災と言えるモノがけっこうありますね。なぜでしょう。この写真でも、画像の上の方はうっすら水平方向に線が観えますね?これは木枠の擦れ跡なのです。その木枠のあるちょっと下亀裂がありますね?ちょうど作品を持つ時にカンバスの裏側に触れてしまったのでしょう。裏には当然のように裏板も設置されていませんね。持ち手の無いキャンバスは、よくこの木枠をつままれてハンドル代わりにされています。でもくれぐれも気をつけてください。お持ちのコレクションの中にもあるかもしれません。絵を持つときは画面〜裏面に気をつけて!(Isamu)