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スタジオでは最近は昭和の名画が修復の対象となっております。紙の修復も忙しい最中ですが、年度末に向けて油彩画が急ピッチで進められています。いま処置しているのが昭和〜平成と活躍した大家の作家作品。酷く繪具が剥がれてしまっています。絵具の剥がれている周辺には亀裂、浮き上がりに囲まれています。絵具が剥落してしまうまでの過程にはいろいろとありますが、今、携わっている作品はどうやら水害にやられた物のようです。カンバスは水を含むと麻布の繊維が膨らみます。また、麻布に目止めとして用いられた膠の層も同じく膨らみます。よく雨の日に編み上げのブーツなんか履くと、ひもが解きにくくなったりしますよね。それに似ています。また乾燥したりすると今度は水分を放出して繊維が目減りしますね。このような変化を繰り返し、画地である地塗りも動き、それに連れて絵具の層も影響を受けざるを得ません。その結果、亀裂も発生し、やがて剥落へと至る。それだけじゃないですね。今回は割れて浮上がった繪具が、元の位置には戻らなくなっています。支持体の繊維もあまりにも縮んでしまっているからでしょう。また絵具も浮き上がりからかなり時間が経っているようです。その結果、どうしても浮上がった絵具が、浮き上がった絵具が、もとにあった場所にはハマらなく、納まらなくなっています。これはちょっと時間かかりますね。よくある事でもありますが。。。今回の震災も津波など多くの被害を被っています。一刻も早く処置してあげたいですよね。時間が経てばたつほど修復も難しくなることもあります。。。Yoshin
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by tcstudio10
| 2012-01-16 14:32
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