忙しい年度末、今年も東京国立博物館の紀要が届きました。今年度も博物館のお仕事させて頂きました。博物館の収蔵品、古画の額装に関わる作業でした。うちのSeiさんの活躍による仕事です。彼女は額と油彩画修復の担当も兼ねています。イタリアの修復学校を卒業し、伊工房でも修行した、なかなかの才女?なのです。室長の秘蔵っ子ですね。自慢の女性スタッフ。美術館や博物館は毎年紀要を発刊しますね。その年度におこなわれた研究や作業を記録しています。
弊社のスタジオも毎年そのような紀要、レジメを発表したいのですが。なかなか大変です。お金もかかるしね。でも毎年、修復学会で発表しています。今年もこつこつと研究を進めています。こればかりは利益は度外視!で進めていますよ〜。今年は室長を筆頭にSeiさんと私が加わった題材。明治時代に活躍した超大物作家の技法研究のはじまりです。ご遺族と、美術館とも一緒にリサーチを進めています。戦後の未発表作品の研究になりますぞー。どうぞ、ご期待くださいね。Shigeo