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休日、竹橋の近代美術館まで、子連れでジャクソンポロック展見に行きました。ポロックといえば塗料の缶をを片手にドロッピング、ポアリングなどで画面を巡り描いていく姿がすぐに頭をよぎる。何度となく試みたこれらの技法によって、単なる注ぎ、たらし込みのような方法とはいえないほど不思議な様相を呈している。今日はしっかり観ていこう、その技量と有様を。とばかりに画面を見入ると、またまた、さまざまな「コンディション」が見えてくる。ポアリングによってエナメル等の色材によって厚く盛られた線はやがて表面が乾燥し、ちりめん皺などの症状が現れてしまう。でもポロックの作品はそれがまた表情にもなっているようだ。また、1950年に描いた[Untitled]、無題と称した作品、これがまた「書」みたいでいいんですね。会場でも人気の作品でした。この作品はポロックの手によって修正が施されたようで、完成後、気に入らなかったであろう汚れか、または絵具によるタッチを白い色で消している。この白っぽい色材は、加筆した当時、紙の色とマッチしていたようですが経年により紙の灼けや酸化で紙が黄褐色に変色、絵具の色と合わなくなってしまったようです。修理屋としては、なんとか直したい印象。また、ポロック自身で作ったカンバスなのでしょうか、ホームメイドみたいな木枠でしょうか、若干、矩形が歪んでいた物もありましたね。でもそれがまたいい味です。私もアメリカで修業した時代に、たくさんアメリカのモダンアートの作家たちの木枠を観たり修復に携わったりしました。けっこう自分でカンバスを作った作家もいました。このポロック作品は裏を見たわけではなく、はっきりしたこと言えませんがね。。いろんな思いを巡らせて観覧した待ちに待った展覧会、展示の最後に交通事故死した彼の記事の載った新聞が印象的だった。Yoshin
by tcstudio10
| 2012-03-27 22:58
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