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秋に入って、様々な作品の修復作業におわれています。今、私が手掛けているものには古い、概ね100年くらいでしょうか、その昔に描かれたと思われるフランスの風景画があります。なかなか良い作品。でもワニスが、かなり灼けてしまっています。黄化というより褐色化したという感じです。こうなると元々の絵具の色はかなりくすんで見えてしまいます。このようなケースでは、ニスの変色に加え、その上には塵埃、汚れもたっぷり付着している事が多々あります。汚いですね〜。でも、古いワニスが醸し出す良さも,それはそれであるかもしれない。そんなことも考えながら丁寧に除去します。ワニスを取るとやはり原画のみずみずしい色彩が現れます。修復で一番難しいのは洗浄だといってもいい。ワニス除去や、汚れの除去にしても少しでも多くの経験を踏んでいた方が安全に作業できます。絵は材料が同じように見えても絵の持っている性質は全く違うことがあります。ですから修復家になるには色々な作品に出会う必要がありますね。修復まえにおこなった光学調査やテストでも明らかに天然ワニスが乗っているということが分かっていても、ワニスの下には何があるか分からない。気をつけないといけません。洗浄が終われば、最後に新しいワニスを塗布します。Shigeo
by tcstudio10
| 2012-10-30 14:46
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