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修復の作品とともにスタジオに運ばれる額縁。ごく簡単なものから、かなり凝ったものもある。作家がその審美眼によって選んだ額だとしたら貴重品ということができる。額は作品の付属品ととられがち。美術館でも新しいものと取り替えてしまうケースもある。しかし、我が国にも額の歴史があり、不思議な物も多々ある。今年、弊社スタジオで修復した額の中に、ちょっと変ったものがあった。その昔、大正12年の関東大震災後から昭和初期にかけて様々に開発された額縁の製造方法の中に「パルコン」と呼ばれる技法がある。見た目の美しさと容易な塗装技法で製造できるとされ、当時の職人の間では話題になったらしい。パルコン?て?「パルコン」が具体的にどのような技法であるか詳しい資料はなかなかみつからないが、「パルコン」の名が製紙に用いられる「パルプ」を基にしたと推測できる。また、当時から現在にまで続く日本における額縁製作は胡粉下地を用いるが、本額縁に用いられている方法が胡粉下地より簡単に作ることができる「張子」であることなど我が国独自の製法であるということらしい。持ってみると何か軽い。あの工芸品の張子の虎ならぬ張り子のフレームだ。ようするに紙で出来ている。でも観賞しているだけでは一体何で出来ているか分からない。当時はかなりモダンな物だったのだろう。ご自宅に飾られた額、もしかして不思議な技法で作られている物かもしれません。大切に保存してください。フレームセクション~Sei
by tcstudio10
| 2012-12-20 14:57
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