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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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油彩画のコンディション観察講座43「かぎ裂きの症状と修復」
最近工房に現れた作品のなかに、大きく裂けたいわゆる、かぎ裂き症状のカンバス画があります。描かれてからやはり数十年経っている作品です。1900年初頭の作品でしょうか。カンバスの酸化も進んでいます。かぎ裂き、いわゆる布の裂けた作品には、様々な手法で対処します。対処方法のお話より、まずはかぎ裂きに観られる症状からお話しします。布が裂けるという事は何かで切られる、またはなにかぶつかったり、カンバス、いわゆる麻布の場合、ある衝撃によって裂ける場合がほとんどです。衝撃によって布地が歪んだり凹んだりという症状もつきものです。紙の場合は湿度管理の影響で裂けることもあります。さらに歪みや衝撃により、絵具が剥落したりする事もよくあります。まずは、画面を保護して変形を修正する事。その後、布の繊維を一つずつ丁寧につないだり、かけはぎのような処置もおこなうこともあります。切れてからあまりにも時間が経ってしまうと布地も歪みが著しく、繊維同士をつなぎ合わせる事も大変になる場合があります。そして裏打をおこなったりする場合などと、けっこうな手術になりますよね。
カンバスが裂けるような事故などが起った場合早めに処置する事が大切です。ヒトの病気のようですね。まずは安全な保管と移送、作品の健康管理、日頃からのチェックを怠らないことが第一でしょうか。~Yoshin
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by tcstudio10 | 2013-01-28 12:05
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