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洋画家、作家は制作のためのカンバスを画材店に買いに行く。絵具や筆を始め、キャンバスもお店で購入する人は少なくないはず。でも昔の人たち、特にお店で画材を買う時代ではないころの画家たちは自分でキャンバスを調達する。つまりみな自分で作るわけですよね。我が国の洋画の黎明期の作家たちもいろいろと工夫した事でしょう。写真は日本人作家で明治期にイタリアに留学し、油彩テンペラ、またフレスコなどの技法を学び日本へ持ち帰った画家のものです。この作品はテンペラ、いわゆる水性、油性の中間のエマルジョンの媒材によって描いた作品。画面の艶などテクスチャーもよく観ると油彩のそれとは少々違います。少しマットな印象ですね。よく観ると不思議?な布に描かれています。なんかカーテンとかテーブルクロスみたいな刺繍が見えます。自分の身の回りにある布を支持体に地塗りしたんですね。当時ここまでする日本人作家はあまりいませんでしたね。描く事に一生懸命でね。テンペラのような媒材には必然的な水性の地塗りは必要だったのでしょう。あれ、でもこれよく観ると、地塗りは紺色ですね。かなり凝った地塗りですよね。日本の明治期の作家の描いたもので自家製のカンバスに青い地塗りで描いた作品はあまり見た事が無いですね〜。積極的に自由に支持体や地塗りを選んで制作するとは当時としてはずいぶん進んだ人といえます。スタジオではこの作家の作品を大量に修復してるところです。ブログではこの作家をすこしづつ、紹介していきたいと思います。Yoshin
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by tcstudio10
| 2013-02-06 10:59
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