今週も暑いですね。スタッフは夏休みを取っている人もいますが、私は毎日調査に出て歩いています。
さて、今週ハンセン病の資料館を訪ねました。ハンセン病資料館は、ハンセン病に対する正しい知識の普及啓発による偏見や、差別をなくすため、そして患者・元患者の名誉回復を図ることを目的としているそうです。昔は、らい病と言って恐れられました。いろいろな映画にも観ることができます。実際はそれほど感染力の強い病気ではないそうですが重い後遺症を残したりした病です。展示室をゆっくり拝見し、その世界や歴史を学びました。ハンセン病にかかった方々が収容されたところでは、文化や芸術的な活動もおこなわれ、療養しながら多くの作品を作り絵画や彫刻、書なども残っています。心のこもった作品には生き甲斐を求めた、生きる力があふれています。昨今、いろいろな事情があるにしても自ら死を選ぶ人々もいるなか、ハンセン病患者さんたちの生きようとした生命力に強く打たれた展示であり作品でした。一度訪ねてみてください。Shigeo
