今日は額縁の修復で出張作業。都内、北里研究所にての修復作業でした。
北里研究所は、日本の細菌学の父、この分野に大きく貢献された北里柴三郎先生の記念室がある。この北里先生の恩師に当たる方に、結核菌、コレラ菌の発見者としても高名なロベルト・コッホ博士がおられる。このコッホ博士を描いた肖像画が、北里研究所にはいくつか所蔵されている。このコッホ博士の肖像画が飾られた額縁の修復という作業でした。ロベルト・コッホ博士をご存知だろうか。日本では、1908年に来日した時は、明治天皇、森鴎外、北里などから、国家的歓待を受けられた歴史的な科学者であり、北里柴三郎博士の恩人というお方だ。
額縁の修復作業は、ヨーロッパの古典額の装飾部分が欠損し、その部分を処置するというものだった。画像は修復前〜修復後。修理担当はフレーム部門主任のSeiさん。イタリアで何年も修行を積んだこの分野のエキスパートスタッフ。まずまずの出来映え?=ISAMU

