王立戦争博物館、私も予備知識が乏しいが、ここには英国人が関わった戦争の歴史が展示されている。
戦争の歴史や兵隊の生活、軍服や武器、作戦などその展示は、たいへんよくできたアトラクションのようで展示も観やすい。当然、日本軍も登場してくるのだ。零戦の残骸が壊れた状態で展示され、生々しいところも。また戦争を表現した現代作家の作品も展示の中に静かに置かれている。まさに戦争アートが、博物学的に置かれているというより現代作家の感性で表現されているようだ。
私どもの工房では戦争画の修復や研究発表などもしているので、とても興味深く展示に見入ってしまった。日本の戦争画、当代に描かれてものはやはりその時代を象徴した技法が現れたものだったが、
さすがヨーロッパらしく様々な技法で描かれているのも印象的だ。
このミュージアムは戦争の歴史をたどると同時に、アートという感性で鑑賞したり絵画や立体だけ見て回ってもとても見どころ満載だった。 ~Yoshin