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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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光あれ!
今日は宇都宮にある栃木県立美術館に納品にお伺いしました。現在展示中の展覧会も拝見、「光あれ!」展。なかなか雰囲気のある展示でした。光と闇をテーマにした展覧会。会場の雰囲気もどことなく違いますよ。日光市出身の作家柄澤齊さんの繊細なドローイングや洗練された木口木版が印象的。そして宇都宮出身の荒井経さん、薄井隆夫さんなど、また菊地武彦さんなど地元出身や在住の屈指の作家たちの目を見張る絵画や立体作品が並ぶ。しかし雰囲気は作品だけでなく、ライティングにもありました。何となく目に優しい、作品にも優しい雰囲気でこの展覧会にもマッチしていました。実はライティングはLEDライトだとお伺いしました。なるほどですね。いわゆるタングステンやハロゲンと違う放射を実感しました。作品にはやはり優しいのではないでしょうか。今日は収蔵庫でも、新しくイギリスのメーカーから取りよせた材料で造った新型差し箱も納品させていただきました。気がつきにくいですけれど、少しづつ美術館の展示もかわっていくようです。作品にもいいことですね。栃木県立美術館「光あれ!」展、ぜひどうぞ。作品も合わせて雰囲気ある展示でした。TAMAKI
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by tcstudio10 | 2012-07-25 23:20
世田谷の古民家
今日は世田谷の住宅街に作品の調査に出ました。おちついた街並。素敵な住宅が沢山。汗をかきながら歩いていると重厚な民家と出会いました。そこには向井潤吉アトリエ館という看板が。このアトリエ館は世田谷美術館の分館というかたちになっているようです。向井潤吉さんのアトリエだったところ。そのむかし〜むかしに世田谷区内の画材店でバイトしていた経験があります。お店にはいろいろな絵描きさんが出入りしていました。ある日アトリエから抜け出して来たであろう雰囲気のおじさんが、とぼとぼとお店に訪ねていらっしゃいました。向井さんでした。確か絵具を買われて帰えられたという記憶があります。ここがアトリエだったんだなと。。。その時お会いしたきり、お会いする事はありませんでしたが。今日は、ぜひ作品をしっかり観てみようと。ずらりと並んだ油彩画は、たっぷりと筆に絵具を含ませて、しっかり描いた本格派の印象。さすが、いいですね、落ち着いた古民家風景に魅せられました。展示されたアングルの模写など観ると、どのように学んでこられたのかが分かります。しかし、ずうっと昔から古民家を描いておられたのではなく、やはりきっかけがおありになったようでした。向井画伯は、やはり戦争経験者でビルマ、インパール作戦等にも参戦、そして従軍画家としてもかなりご活躍されたようです。多くの作品を残されたと。このような、古民家風景の制作を始められたのは古民家が戦争によって焼かれて、なくなっていくことを危惧されたのがきっかけとか。そう、この元アトリエの母屋、記念館も東北から移築して建てたという素敵な古民家でした。Yoshin
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by tcstudio10 | 2012-07-19 19:00
日本画のお問い合わせには。。
ホームページからさまざまなお問い合わせを頂戴致しております。洋画、油絵、額、日本画の軸や屛風など。残念ながら現在、紙の修復、即ち版画やデッサン、紙本のものに関しては作品の受付を致しておりません。また将来、しきり直して受け付ける予定でございます。。
さて、日本画の修復のお問い合わせには、軸に関する物が結構ございます。軸に描かれた作品をボードやパネルに仕立て直して額に入れて飾るというご希望をいただきます。軸は部屋や壁を選びます。でも額装するとコンパクトで和洋折衷、日本的な絵画も洋間にもマッチしたり。それには住宅事情もあるのでしょうか。修復するついでにパネルにマウントというお問い合わせ、そのようなご希望をいつでも受け付けておます。日本画修復部門より
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by tcstudio10 | 2012-07-13 22:09
明治の巨星 吉田博の物語 従軍絵画編(1)
油彩画の歴史上の歴明期に生まれた吉田博(よしだひろし)という画家をご存知でしょうか。高橋由一、黒田清輝、藤島武二、久米桂一郎、また原田直次郎など明治時代に我が国ではさまざまな作家が登場しますね。当代の偉い先生になった人も沢山。吉田博はどちらかというと日本国内はもとより、海外の方が有名かもしれませんね。明治時代フランスやイギリスに留学して帰国し、教鞭をとったり画家になったり、さまざまな作家がいましたが、吉田博は、やはりあの不同舍で学び、その後アメリカに渡りました。アメリカの美術館での展覧会を皮切りに文字通り武者修行の他流試合と行った感があります。アメリカでは大いに評価され、苦心しながら作品も売り、ヨーロッパへも回りその都度、様々な評価を得ながら作品を大いに磨きをかけた正にプロらしい作家。後年は版画もプロデュースし、世界中の人々からのポピュラリティーを得ました。美しい色彩は今も輝きを失わず、現代、今の時代でも多くのファンを持っています。あのダイアナ妃の執務室にも作品が飾られたいたとか。才能ある本物の画家らしい画家といいたい大作家。そんな吉田博も戦時中は従軍画家として戦地に赴く訳ですが、その頃に描いた油絵が、遺族のお宅から出てきました。彼は従軍したのがすでに60代の晩年期です。つまりその頃、吉田博の画家としての技量は完成期に達していました。従軍時の作品にはその冴えた筆致が残っています。老練の画家が本気になって描いたある意味、真に迫る「勝負」作品。しかし色彩の豊かな戦争画には、険しさよりも、明晰な構図、どことなく品のいい優しさも感じます。グレーっぽい、または薄紫色の印象派を思わせる洒落た作品なのです。つづく~Yoshin
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by tcstudio10 | 2012-07-13 17:07
浮上がり接着
ニューヨークの古巣の工房では短い時間でしたが、接着剤やワニスの情報等、また新しい処置方法等も学びました。マグネットを使った修復方法等も拝見。実践的な処置に感心しました。すこしづつまた実践していきたいですね。工房では亀裂の発生した作品の処置をおこなっていました。
もともとTokyo Conservationのスタジオはこのニューヨークのスタジオをモデルに設立しました。時々、初心に返るためにも訪ねたいですよ。やはりニューヨークはセカンドホームだな〜。室長より
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by tcstudio10 | 2012-07-10 14:35
久しぶりのニューヨーク滞在
急な用事もあり、久しぶりのニューヨークに滞在。修行したConservationのスタジオにおじゃまして、最近の保存修復の事情や、材料技法のおはなしなど興味深い情報をたくさんいただきました。
工房は私が修行した10数年前と変らず、ディレクターやスタッフも元気でした。ニューヨークの町も来るたびに奇麗になっていく。チェルシー地区はその昔、倉庫街と呼ばれましたがいまでは大きなギャラリーが点在しています。室長より
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by tcstudio10 | 2012-07-06 11:41
文化財保存修復学会の研究発表と原爆の図丸木美術館
弟34回文化財保存修復学会は世田谷の下高井戸の日本大学内で開催されました。我々はポスターセッションで7月1日に発表して参りました。

戦時下に描かれた絵画(3)
[吉田博の絵画技法研究(1)/記録絵画の保存と修復]

というのが今年のタイトル。なにやら堅いタイトルですが、先の戦争中の時代に描かれた従軍した絵描きさんたちが描いた作品をを含む。さまざまな戦争に関わる絵画、民間にひっそりと保存されているこのような絵画たちを、後世の子供たちの平和の時代のための資料として残すため、保存し適切に伝えられるために修復を施すという弊社の小さなプロジェクトです。弊社では2008年〜2009年ころからこのような研究に携わり、コツコツと発表を続けて参りました。第一回目は長谷川春子の「小婦国防」次に「弾痕光華門外」その他数点、作者も未確認な作品が数点発掘されました。しかし、「誰が描いたかわからない」物に関し、美術関係の方々は腰が引け気味です。しかし、作品の内容に秘められた恐ろしくも悲しい物語が多くの人々を引きつけました。「弾痕光華門外」は4階にわたる毎日新聞のコラムや、慶応大学の先生の目にも留まり、いろいろなご意見も頂戴しました。絵は名前で見る物ではないといろいろな意味で確認しました。さまざまな専門家の方々にもご協力いただきながら進めて来た今年の発表は、実際に従軍して描かれた絵画作品。弊社では吉田博の絵画技法研究という柱で研究していますが、天才的な風景画家による晩年に描いた戦争画には、自らの技法の集大成が込められています。今秋に開催される美術展は明治生まれの天才画家による実物の油画を公開。丸木美術館の全面的なご協力も得て公開のはこびに。希代の展覧会となります。ISAMU
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by tcstudio10 | 2012-07-04 11:30
今年の修復学会では〜戦時下に描かれた絵画3
先日今年の文化財保存修復学会が開催されました。今年はやはり昨年一昨年に引き続き、戦時下に描かれた絵画シリーズ。昨年は作者不詳の「弾痕光華門外」という日中戦争の舞台を描いた作品でした。今年はやはり大陸に従軍画家として赴いた吉田博の作品をテーマに研究発表をおこないました。作品は「急降下爆撃」というなんとも生々しい作品。そもそも数年前から吉田博の絵画技法の研究を計画していた弊社ではご遺族の収蔵庫から突如現れた戦争絵画にスポットをあて、研究に踏み切ったという訳でございます。ご遺族の方々とは古くからおつきあいさせて頂き、ご好意もあり作品の調査〜修復が実現致しました。作品は戦闘機、即ち零戦の描かれた作品。しかしこの作品には作者ならではのひたむきな想いも隠されていました。ブログでは、これから今年のテーマ、「戦時下に描かれた」作品についてお話ししていきたいと思います。
また、我々がここ数年おこなってきた「戦時下に描かれた〜」をテーマに調査修復をおこなってきた作品がこの秋に原爆の図丸木美術館にて一同に会し、展覧される事が決まりました。ブログではその内容も少しづつお話したいと思います。まずは次回、吉田博の従軍絵画の秘密から。Yoshin
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by tcstudio10 | 2012-07-03 14:00