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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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油彩画のコンディション観察講座43「かぎ裂きの症状と修復」
最近工房に現れた作品のなかに、大きく裂けたいわゆる、かぎ裂き症状のカンバス画があります。描かれてからやはり数十年経っている作品です。1900年初頭の作品でしょうか。カンバスの酸化も進んでいます。かぎ裂き、いわゆる布の裂けた作品には、様々な手法で対処します。対処方法のお話より、まずはかぎ裂きに観られる症状からお話しします。布が裂けるという事は何かで切られる、またはなにかぶつかったり、カンバス、いわゆる麻布の場合、ある衝撃によって裂ける場合がほとんどです。衝撃によって布地が歪んだり凹んだりという症状もつきものです。紙の場合は湿度管理の影響で裂けることもあります。さらに歪みや衝撃により、絵具が剥落したりする事もよくあります。まずは、画面を保護して変形を修正する事。その後、布の繊維を一つずつ丁寧につないだり、かけはぎのような処置もおこなうこともあります。切れてからあまりにも時間が経ってしまうと布地も歪みが著しく、繊維同士をつなぎ合わせる事も大変になる場合があります。そして裏打をおこなったりする場合などと、けっこうな手術になりますよね。
カンバスが裂けるような事故などが起った場合早めに処置する事が大切です。ヒトの病気のようですね。まずは安全な保管と移送、作品の健康管理、日頃からのチェックを怠らないことが第一でしょうか。~Yoshin
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by tcstudio10 | 2013-01-28 12:05
多摩川の美術館は
多摩川沿いにある美術館からの作品の集荷の帰り道。美術品運送車のなかから多摩川を眺めるといろいろなことを思い出す。遠い昔、大学浪人していた時代、多摩川に良くきたものだ。そんなことを思い出した。毎日絵を描き描くことに疲れると多摩川の水面をよく眺めにきた。川沿いは今はきれいに整備され、きれいなグラウンドやサッカー場もある。その昔は殺風景なところだった。古墳公園のそばはほっと落ち着ける空間だった。私は多摩川沿いで生まれたこともあり、この辺は何となく落ち着く。

今日は修復する作品とともに移送の旅路。といっても数十分の近距離だけど。多摩川にはいろいろな景色がある。美術館があるのはご存知だろうか。川崎市市民ミュージアムは、川沿いに縁のあるアートや博物誌を守り続けている。1988年11月に開館した博物館と美術館の複合文化施設だ。川崎の成り立ちと歩みを考古、歴史、民俗などの豊富な資料で紹介する博物館。また、川崎ゆかりの作品のみならず、近現代の作家や、表現を中心に紹介する発表している美術館。映像や写真、絵画などなど多彩な展示を誇るとても面白い展示館だ。是非訪ねてみてください。Shigeof0223981_22314636.jpgf0223981_22313589.jpg
by tcstudio10 | 2013-01-25 22:32
油彩画のコンディション観察講座42「ベニアの表現と症状」
コンディション講座、最近はなかな掲載していません。毎日いろいろな症状見かけていますが、すべてはご紹介できないので、時々になっちゃいます。さて今回はベニア板つかった絵画の症状。ここ最近、たまたまスタジオには沢山の板絵が搬入されてきましたので。ベニアを支持体にという作家の方々もたくさんおられます。けっこう昔から有りますね、合板は。そういえば弊社では以前にベニアで描かれ、酷く傷んだ絵画の修復の方法を提案して学会でも発表したりしました。
写真でご紹介している作品は、ベニア板に直接描かれた油彩画です。描画する前にベニア板に直接白色の地塗りを塗り、それから描いています。このような作品は多いですが、板の酸化とともに地塗りも彩度が落ちてきます、絵具層だって少し暗く見えますね。また板が割れて来ても、絵具と密接であるがために修理もたいへんですね。またベニアはご存知のように数層の板が合わさって出来ていますね。その層間が剥がれて来たりすることもあるかもしれません。
一枚づつ層を剝がして修復する方法はとてもたいへん。そのような方法もありますが手間がかかります。簡単に使用できる反面、いろんなことも起きてくる可能性があります。だからといって使うのは止めましょうなんて野暮な事は言いません。
材料の選択は作家主導ですから。材質の劣化過程を知る事は大切だ。というだけのはなしです。
〜Yoshin
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by tcstudio10 | 2013-01-18 14:09
☆Tokyo Conservation 修復工房の始業
新年おめでとうございます。
弊社修復工房は本日より営業を開始致しております。
トーキョーコンサベーションとは株式会社ディヴォートのなかで営業する修復工房の屋号になります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

本年も洋画、油彩画を始め日本画、額縁を主として修復業務の対象と致しております。
紙本、また版画など紙で出来た作品の修復は現在お休みを頂いております。
しかしながら日本画の方は変らずバリバリ営業しています。また、作品の状態調査、コンディションの判定や、技法調査なども実施しております。
本年も変らぬご支援を賜りますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。
修復室スタッフ一同
Tokyo Conservation
by tcstudio10 | 2013-01-07 11:33