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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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ある女性画家の作品調査
今週は昭和の時代に大活躍したある女性画家の作品の調査へ出かけた。場所は都内の某大学内。60点を上回る点数。明治の時代に生まれ、1900年代の初頭から活躍した方だ。同じ作家の作品を数多く見るというのは私にとっては楽しい調査だ。大正をまたぐ、昭和の時代に描かれた絵画には、冴えた色彩の中にも、まさに思考錯誤の画面造りが如実に現れている。以前、ある美術館の所蔵品、巨匠安井曾太郎画伯の作品の調査をした経緯がある。画面のかたちや構成の迷いが画面には現れていた。X線の調査によって迷いながら描いた痕跡を確認できた。そのような試行錯誤の中、描き直しながら描いた画面には厚塗りの絵具が盛られていることが多い。昭和の絵画には少なからずそのような厚塗りの様相を呈した傑作も少なくはない。今回も時代から推してさまざまなコンディションを想像したが、この作家の作品は古いもので、たしかにかなり汚れは見られたが、絵具自体の故障は少なかった。たしかにこの女性作家も線や形態を探しながらの試行錯誤、描いたり描き直したりという単なる描写ではない。でも全般に薄塗りだ。このケースはキャンバスの厚さ、強さに比して、絵具の盛りが適切だということが言えるだろうか。ちょっと抽象的な言い回しだがご勘弁。油彩画は、絵具その物だけでなく様々な物理的な要因で壊れてきたりする。日本の絵画、特に昭和の絵画は実に多彩だ。そんなことをあらためて感じた調査だった。~Yoshin
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by tcstudio10 | 2013-12-19 17:18
年内は
Tokyo Conservationは年内27日の金曜日まで営業しております。
絵画調査や修復のご依頼、また保存箱の発注などお早めにお申し込みいただいた方が、迅速なご対応が可能です。よろしくお願い申し上げます。TCスタッフ一同より
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by tcstudio10 | 2013-12-17 16:21
フレーム修理
スタジオでは時折、額縁の修復をしています。最近は比較的多く額の修理のご依頼があります。今手掛けているものは比較的新しいのです美術館でも一般のコレクターの場合でも、ふるい額を修理して使うというより、新調、つまり新しく買い直すことが少なくないでしょう。特に新しい部屋に飾る時、きたない額は嫌われます。作家と縁のある額はやはり保存しておいた方が良いでしょう。作家自身がその額を選んだ額の場合はなおさらですね。
ふるい額は第一に汚い。汚れがたっぷり付いていたり、酷く酸化してしまったりで、変色や変形も著しい物など。直すと行ってもかなり難しいものもありますが、大概のものは修理可能です。額が絵に触る、当たる箇所にはさまざまな工夫を凝らします。また、性能のいい材料で裏板を付け直す。もちろん汚れも除去し、磨きます。剥げた絵具は接着し、補彩も試みます。角部分の止めのキレてずれてしまった箇所も最大限に修理してキレイにしましょう。あまり酷く傷んでしまう前に工房にお持ちください。
年内はご予約でいっぱいですが。。Sei
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by tcstudio10 | 2013-12-03 16:15
日光の美術館
所用有り、日光を訪ねた。東照宮等がある日光には二荒山神社や輪王寺など、美しい社寺仏閣、世界に誇る文化財の町。世界遺産の観光地だ。
そんな中に小杉放菴のコレクションを持つ、小杉放菴記念日光美術館という小さな施設がある。神橋の近くにある静かで小さな館だ。ここには、明治以降の近代の洋画や日本画挿絵など幅広くコレクションしている。主に1200点にのぼる写生画を放菴のご長男より譲り受けたと書かれていた。ロビーでは小杉放菴の伝記を放映していた。小杉放菴画伯の最初の画号は未醒というが、観光地をスケッチした作品が売れて入った画料を飲み代にし、懲りない画家に師匠がつけた「未だ目が覚めず、懲りず」みたいな画号だという。おもしろい。コレクション展には、放菴はじめ、現在もご活躍中の作家から、近代の巨匠など蒼々たる作家の作品を観ることができた。猪熊弦一郎、満谷国四郎、須田国太郎、鹿子木孟郎など、明治期〜昭和にかけて活躍した作家の作品が並ぶ。
入り口に飾られた小杉放菴がノミの刃をいれたという石の祠がとても印象的だった。いいかたちだなあ。。。これがいいなあ。。〜Yoshin
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by tcstudio10 | 2013-12-02 15:01