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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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ロンドン(7)周辺の 美術館へ
ロンドン言わずと知れたテイトとテイトモダンも行ってみました。やはり美しく修復された作品たちが。しかし英国の美術館の作品は非常に高い技術で修復されている。しかしどこに行っても、やはりロスコールームは暗い。
さて、弊社のスタジオで研究の対象になっている戦争画。日本に戦争の資料を残した博物館的な場所はあるが、イギリスでも戦争の歴史を残した博物館がある。Imperial War Museumだ。ここは普通の美術館とは一味違う文化財が展示されている。英国の戦争をテーマに、まるでアトラクションを巡るように、とても興味深く戦史に触れ、勉強できるように構成されている。とても鑑賞しやすく、興味を惹かれる展示。そこには戦争画もたくさん!
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by tcstudio10 | 2015-10-24 16:51
ロンドン(6)クイーンエリザベス!
生まれて初めて立つロンドンの街。誰一人として知り合いもなく歩く街角はちょっと寂しい。
と、その時、観たことのある人が現れた。目の前には白く輝くオーラいっぱいの、エリザベス女王。
まばゆく白いスーツを召されたその佇まいは気品に満ちあふれている。美術館周辺の公園を散策中、突如車が現れ、手を挙げると目があっあうほどの距離に。
荘厳な王室御用達の車に。まさに、あ!知っている人!が現れたのでした。
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by tcstudio10 | 2015-10-22 19:55
ロンドン(5)ティツィアーノ有色の地塗り
さて、ロンドンの滞在記の続き。ナショナルギャラリーは様々なカテゴリーに分けられた展示室になっている。さまざまなヴェネツィア派の作品が飾られる中、よく見たことのある名作がズラリと並ぶ。じつは初めて見るような作品もありでちょっと興奮気味。丁寧な修復のおかげで作品の下層までよく見ることができる。褐色の地塗りをじっくり観てきたが、やはりこの頃の作品は予備的な地塗り層の効果が遺憾なく発揮されている。この頃の作品は地塗りの効果を味わうのも鑑賞のポイント。ティティアーノ、描かずに塗り残された有色地塗りは、噂に違わず下層からその輝きを放っていた。
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by tcstudio10 | 2015-10-12 09:50
ノーベル生理学・医学賞受賞の大村智先生
ブログでも時折お話してきた北里研究所、また韮崎大村美術館館長の大村智先生。微生物などから得られる天然有機化合物に関するの探索研究を続け、これまでに類のない450種を超える新規化合物を発見したといわれ、アフリカの人々始め多くの人たちを救ってきた先生の研究が認められノーベル賞を受賞された。おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
大村先生は、著名な科学者でもあられるが、また美術家でもあられる。多くの美術コレクションを有し、弊社では、先生のコレクションの調査や修復などをさせていただいている。また、文化財保存修復学会では、先生のコレクションの中から作品も修復させていただき、大村先生と共同研究発表という形で学会に発表させていただいたこともありました。また、お世話になった今は亡き、荻太郎先生の遺作をめぐり大村先生が引き取られた作品のなかには、二枚重ねの名作(荻太郎作「踊り子小休憩」;荻先生が始めて新制作に出品された作品でした)が隠され、それも一大センセーション、美術館で発表するということもありました。大村先生は、常に作品や作家、作家の遺族にも寄り添って心を配られ、丁寧に美術品を収集されておられる。
さまざまなエピソードは大村先生の著作、「人生に美を添えて」にも描かれています。写真は、大村先生とご令嬢さま森田元子展レセプションにて/(韮崎大村美術館にて)。そして弊社で修復させていただいた作品が展示されています。そして、弊社室長と大村先生のツーショット。~スタッフTamaki
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by tcstudio10 | 2015-10-06 11:20
今年の修復学会の研究をアップ
ちょっとご報告など遅れましたが、今年の修復学会の原稿をホームページにアップしました。
今年の研究も戦時下に足掻かれた絵画の継続的なシリーズ。
2014年9月に川崎市市民ミュージアムにて「いろいろ、そうそうー田中岑」展が開催されました。弊社ではその展覧会に先立った作品の修復を担当させていただき、同時に戦時下に描かれた作品の調査と修復をさせていただく機会を得て今回の発表に至りました。  
このたびの研究対象は「三人の構図」という田中岑が描いた作品。田中は、大正時代に生まれ第1回安井賞の受賞者としても知られ昭和—平成と活動した画家である。香川県の豊浜町に生まれ、小林万吾主催の同舟舎で学び、東京美術学校へと進む。そして日本大学芸術学科へ転入し入学時から卒業間際の昭和16年までかけて描かれた「三人の構図」は、立つ、座る、横たわる人物像を描いたもので卒業生制作のエスキースとして描かれ、田中自身が終生手元に保管してきた作品であり、晩年に制作する戦争で亡くした友の顔を表した「さざれ石」(右下図版参照)とともに、入隊する画学生仲間を強く意識した、生と死を思想した作品。戦時下、そして戦後も創作活動の中で戦争と向き合い、折に触れ各時代での「戦争画」を描き綴った画家あった。修復室長は、田中画伯ともインタビューの機会をいただきましたが、残念ながら実現せず、この川崎市市民ミュージアムでの展覧会が開催される前に惜しくも亡くなられました。
ぜひ学会発表原稿ごらんください。(写真は原画部分とX線写真部分)
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~スタッフ・Shigeo
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by tcstudio10 | 2015-10-02 11:08