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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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第38回文化財保存修復学会無事終了
先週末、今年の文化財保存修復学会が神奈川の東海大学にて開催されました。弊社の工房も今年も発表しました。毎年恒例の発表の場。今年は吉田博の作品についての発表でした。春から千葉市美術館にて「生誕140年 吉田博展」が開催されていた。弊社では、この展示のための展示作品の修復をさせていただき、その予備調査でエックス線をはじめとした光学調査をさせていただく機会を得ました。この発表では、その修復の報告とその際に得られたエックス線などの画像から見られる吉田画伯の描画の特色について発表したものです。
作家の技法観察は、修復において重要なものです。作品に現れる症状にも密接に関わっているものでもあります。洋画黎明期に如何にして油彩画の技法を身につけたのか、ひとりの作家の技法の変遷を明らかにする事、それを調べる事は容易ではありません。しかし、そのヒントが作品の光学調査、エックス線の観察などによって手がかりを探ることが出来ます。
発表の内容は弊社ホームページで見られるようになっております。Yhoshin
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# by tcstudio10 | 2016-06-28 22:27
吉田博展始まる
大変ご無沙汰しています。すっかりブログから離れてしまっていましたが。
さて、皆さんは吉田博という画家をご存知だろうか。当代随一と言ってもいいほどの腕前の画家です。
千葉市美術館で生誕140年吉田博展が開催中です。我が国の洋画の黎明期、明治期の画家といえば、古くは高橋由一、黒田清輝、が知られている。黒田は白馬会と共に、政治的にも当時の画壇をリードして君臨してきました。黒田さんのように、国費留学でフランスに赴くというのが当時のトレンドでしたが、その黒田清輝と対峙した画家たちもいました。その急先鋒が吉田博と言われています。給費留学でフランスに渡る画家たちを横目に、自費でアメリカに渡った吉田博は、デトロイト美術館での展覧会を皮切りに大いに認められ、アメリカ中を回りヨーロッパへと向かいます。山川を描く山岳画家、美しい版画はあのダイアナ妃もファンだったとか。
今回の展覧会では弊社の工房で修復を手がけた作品が何点か出品されています。ぜひごらんください。
吉田博の全貌、もう一つ新しい日本の洋画史に触れることができると思います。
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# by tcstudio10 | 2016-04-14 17:04
本年もありがとうございました。
あっという間に師走もすぎてしまいました。今月は、美術館の施設内での出張作業で終わりました。工房は25日の金曜日で今年の作業お終えました。今年も皆様より多くのお仕事のご依頼を頂戴致しました。
また来年もお役に立てるよう、スタッフ一同、気持ちを引き締めたいです。
2016年も旧年同様に宜しくお願い申し上げます。スタッフ一同
# by tcstudio10 | 2015-12-26 18:08
もうひとつの1940年代美術・栃木県立美術館にて開催中!
戦後70年という節目の今年は、例年にない企画展を観る事が出来る歳。そんな中で、今開催中の展覧会、栃木県立美術館で開催中の「戦後70年:もうひとつの1940年代美術」とういう展示が開催中。戦後を考えながら戦中戦後の歴史を概観するという興味深い企画展。
戦後を考える良い展示ではあるが、実はこの展覧会、一般にはあまり知られてこなかった昭和の巨匠の作品を観る事が出来る。戦争をモチーフに描いた画家たちの傑作が集結している。戦争画というと、つい藤田嗣治を想い浮かべてしまうが、当代は戦争を描いた凄腕の画家がゴロゴロ存在していた。そんな画家たちと出会うチャンスだ。
実は弊社で修復した作品も沢山出品されています。戦争画の修復と調査を工房のテーマの一つとし、民間から発掘した絵画を保存修復致しました。私どもも関わらせていただいた戦争画、それらは時に物議をかもしたりもします。また、戦争画は従軍画家だけが描いたものではありません。さまざまな戦争画に出会う事で、読んだり聞いいたりすること以外の違った戦後を、ぜひ味わってください。若い方々、美術家の方々にもぜひ観てほしい展示です。修復室長
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# by tcstudio10 | 2015-12-12 14:29
ロンドン(8)王立戦争博物館 Imperial War Museum
王立戦争博物館、私も予備知識が乏しいが、ここには英国人が関わった戦争の歴史が展示されている。
戦争の歴史や兵隊の生活、軍服や武器、作戦などその展示は、たいへんよくできたアトラクションのようで展示も観やすい。当然、日本軍も登場してくるのだ。零戦の残骸が壊れた状態で展示され、生々しいところも。また戦争を表現した現代作家の作品も展示の中に静かに置かれている。まさに戦争アートが、博物学的に置かれているというより現代作家の感性で表現されているようだ。
私どもの工房では戦争画の修復や研究発表などもしているので、とても興味深く展示に見入ってしまった。日本の戦争画、当代に描かれてものはやはりその時代を象徴した技法が現れたものだったが、
さすがヨーロッパらしく様々な技法で描かれているのも印象的だ。
このミュージアムは戦争の歴史をたどると同時に、アートという感性で鑑賞したり絵画や立体だけ見て回ってもとても見どころ満載だった。 ~Yoshin
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# by tcstudio10 | 2015-11-01 18:27