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絵画の修復工房から発信するスタッフブログ
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ロンドン(3)ナショナルギャラリーと明治期肖像画の鬼才、原撫松
ロンドンのナショナルギャラリーといえば、思い出すのが我が国明治期の作家、原撫松(はらぶしょう)だ。彼は明治時代、特に東京美術学校で絵を学んだ優等生でもなく、外来の作家から技法を伝授されたわけでもない岡山出身の武家に生まれた画家だった。侍の親には画家志望を反対されながらも京都府画学校卒業後、国内では肖像画家として活躍したが、その肖像画は財閥や企業に所蔵されたせいか数多く残ってはいない。数少ない肖像画は芸大や東博に数点は保存されている。当時、彼は日本にいたところで、これ以上西洋画は学ぶことができない!と、一念発起し、単身渡英しナショナルギャラリーでレンブラント、ルーベンスなどの模写に明け暮れた。その鬼気迫る模写は地元の新聞や評論家を唸らせたという。ついに会得したレンブラント流の絵画技法は、当代の我が国において、類い稀なものだったと言える。国内の画家たちや、美術団体とは、およそ交わらず夢に見たレンブラントをひたすら目指し、命をかけて渡英した原の生きざまは、その画業にも勝り感銘を受けたものだ。
帰国後の彼は燃え尽きたように、英国での名作を残し、わずか数年で亡くなってしまう。
研究室時代に原の作品を修復し、研究した私には、ナショナルギャラリーは、此処に立ち模写を繰り返した原の姿を思い起こさずにはいられない。写真は原によるモンタギュ婦人像。まさにレンブラント調!です。
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# by tcstudio10 | 2015-09-29 22:28
ロンドン(2) ナショナルギャラリーへ
ロンドン、まずはナショナルギャラリーへ。ここからの出版物は芸大の研究室時代に「ART IN THE MAKING」はじめ、たくさんの出版物、文献にお世話になりました。私にとってのレンブラントの研究などでは多くの恩恵を受けた思いで深い美術館。今回はレンブラントがほとんど展示されていませんでしたが、お目当てのテツィアーノもじっくり観てきました。
たくさん名画が展示されていましたが、どれもこれも美しく修復されている。ん〜ちょっとやりすぎというくらい?美しい。しかしロンドンの修復は驚くほど上手だ。展覧会とはマサに修復展といてもいいものなのだ。そのつもりで見ると様々な修復技術を見ることができる。。。
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# by tcstudio10 | 2015-09-26 15:34
ロンドンへ(1)
だいぶ久しぶりのブログ更新。スタッフもすっかり書かなくなってしまったけれど、またそろそろ始めたいですね~。
今回は、観光でもなくちょっと用務あり、ロンドンに赴きました。ロンドンには私も所属するIICの本部もあり、また様々な研究期間もあります。以前から訪ねてみたかった美術館を訪ねて回りました。ブログでは気楽に廻ったロンドンの風景を幾つか紹介させていただきます。~Yoshin
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# by tcstudio10 | 2015-09-25 19:23
千葉房総〜布良崎神社の奉納絵画調査報告会開催!!
明日6月9日火曜日、千葉県の館山市立富崎小学校体育館にて、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が主催する催しがある。近隣の布良崎神社奉納された絵画の調査と報告会がある。絵画の作者は寺崎武男画伯。弊社でも研究対象となり、修復学会にも発表した作家でもある。早くからテンペラやフレスコなどの技法を学び我が国に伝えた人だ。この神社に奉納されたのは軸と額付きのフレスコ画。その他、荻生徂徠のもの?と伝わる額も。明日は青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会の総会が催される日でもあり、その事前の企画として弊社の修復室長が現場で調査報告などもいたします。興味のあるかたは是非いらしてください。詳しくは→「布良崎神社奉納画・調査報告会」にて。お待ちいたします。修復室長から
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# by tcstudio10 | 2015-06-08 14:54
昭和に活躍した女性画家/森田元子展
春の展覧会のご案内です。杉並の女子美術大学、女子美ガレリアニケで、「森田元子ー真実の形象ー展」が5月22日より開催です。まだ少し先ですが。弊社工房で、昨年多くの作品を手がけさせていただきました。綺麗になった作品をぜひご覧ください。女子美で教官も務められた方で、繰り返し探し求めた形が画面のなかで躍動しています。また品の良い色彩で描かれた女性像は森田先生ご自身の作品も少なくないと言われています。ぜひごらんください。女子美術大学カレリアニケで開催予定。~Shigeo
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# by tcstudio10 | 2015-04-23 15:36